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第16章 その後②

空「就職することが内定した企業からももし選ばれたら全面的にバックアップして頂けると言って貰ってます…勿論それに関係なく内定はしてます…」

その時の話もして…

空「それに…すぐ結婚しても何もしてあげれないので…今のまま過ごさせて貰いたいんです…」

…とすぐに籍を入れない理由を話して少しだけお酒も付き合い澪が来て…

澪「お父さん…もういいでしょう？空返して…」

そう言う澪に2人で顔を見合わせてクスクス笑い…

空「それじゃ…お先に失礼します…」

そう言って澪の方について行く…同じ部屋でいいと言う澪に流石に勘弁して欲しいとお母さんの用意してくれた部屋で寝た…

翌朝目が覚めて朝食を頂き澪を連れて空の実家に…

父には昨夜連絡と報告は済ませて居て知らないのは母だけだった…

空「あのさ…多分お袋…狂喜乱舞するから気をつけて…」

澪「ええ〜…だ、大丈夫かなぁ…許してくれる？」

空「クスクス…もちろん…父さんの許可はもう取ってあるし…」

そう言ってドアを開けて…

空「ただいま〜」

澪「お邪魔します…」

母「あら…空と…澪ちゃん…」

空「父さん居るよね？」

母「ええ…まぁ入りなさい…」

そう言って嬉しそうに澪をリビングに連れて行くのに付いて行く…

ソファーで新聞を読んでいた父に…

空「澪…連れて来た…お母さん…ちょっと話しあるから…」

母「ええ〜…子供出来たの？」

そう言うのを真っ赤になって顔を振る澪…

空「んな訳ないだろう…澪と2年後結婚するからその報告？」

父「とりあえず座りなさい…澪さんも…」

母はそう聞いて固まってしまった…がすぐに…

母「ほ、ほんと？澪ちゃん…空のお嫁さんに？」

澪「あっ…は、はい…」

空「もう…母さん！話し出来ないだろう！」

母「んもう…うるさいわね〜…」

空「今言った通り結婚する…それと昨日澪の実家にも行って許可貰って来た…これで良い？」

そう言って父を見ると…

父「…クスクス…ああ…」

空「それでさ…澪の家族とウチで一度食事でもって…」

父「分かった…澪さんのお父さんに連絡させて貰うよ…」

マンションの件で数回話しをしていた事でスムーズに事が運んで…

空「来週…澪連れておばあちゃんのところ行って来るから車貸して欲しいんだけど…」

父「行かなくていい…向こうから飛んで来る…」