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人生最後のセックス
第1章 人生最後の
「菜乃葉はとっても弱いから、早く好きな人を作って、一緒になって。俺は、守ってやれないから、他に守ってくれる人を見つけて。俺のことを気にして、一人で生きようとするなよ」
彼の精一杯の言葉。心配だから、愛してるからこその約束。分かった上でできない約束に、私は彼をじっと見つめることしかできなかった。
黙って見つめるだけの私の目からまた涙がこぼれる。彼のいない残りの人生を考えるとただただ悲しかった。
頭を優しく撫でられる。おでこに唇が押しつけられる。
「無理をしない。一人で抱え込まず、誰かと助け合って生きていくって約束して」
彼の目が私に頷くこと以外許してくれない。こんな時にいうなんて、ずるい。
「陽斗も約束して。一人で勝手に生まれ変わらないで待ってて。来世があるなら、また陽斗と生きたい」
天国とか神とか来世とか信じてなかった。でも、彼が会いに来てくれたから、死んだ次の世界に希望が持てる気がした。
彼は頷きゆっくりと動き出す。
「いつまでも待ってるから。ゆっくりおいで」
もう一度おでこにキスをして、ゆっくり大きくストロークを繰り返す彼は、その一回一回をじっくり味わっているようだった。
心地好い快感に満たされながら、彼に両手を伸ばすとしっかり握られた。その安心感からか快感はより大きく深くなる。
「んっ、あっ、あぁ……んっ」
早くなる腰の動きに彼も限界が近いことが分かった。
二人で荒い息を吐く息遣いと、クチュクチュと卑猥な音が部屋に満ちている。
「あっ、ダメッ、イキそう……。一緒にイキたいっ……」
彼の手をぎゅっと握って、顔が見たいのに気持ちよくて目を開け続けるのが難しかった。
「俺も、出そうっ。俺も一緒にイキたいよ」
同じところを変わらぬスピードで突かれ、我慢できないくらいに快感が高まる。
「あっ、イクイクッ、イクッ……」
身体中を快感の波が駆け抜ける。
「出るっ」
彼の精一杯の言葉。心配だから、愛してるからこその約束。分かった上でできない約束に、私は彼をじっと見つめることしかできなかった。
黙って見つめるだけの私の目からまた涙がこぼれる。彼のいない残りの人生を考えるとただただ悲しかった。
頭を優しく撫でられる。おでこに唇が押しつけられる。
「無理をしない。一人で抱え込まず、誰かと助け合って生きていくって約束して」
彼の目が私に頷くこと以外許してくれない。こんな時にいうなんて、ずるい。
「陽斗も約束して。一人で勝手に生まれ変わらないで待ってて。来世があるなら、また陽斗と生きたい」
天国とか神とか来世とか信じてなかった。でも、彼が会いに来てくれたから、死んだ次の世界に希望が持てる気がした。
彼は頷きゆっくりと動き出す。
「いつまでも待ってるから。ゆっくりおいで」
もう一度おでこにキスをして、ゆっくり大きくストロークを繰り返す彼は、その一回一回をじっくり味わっているようだった。
心地好い快感に満たされながら、彼に両手を伸ばすとしっかり握られた。その安心感からか快感はより大きく深くなる。
「んっ、あっ、あぁ……んっ」
早くなる腰の動きに彼も限界が近いことが分かった。
二人で荒い息を吐く息遣いと、クチュクチュと卑猥な音が部屋に満ちている。
「あっ、ダメッ、イキそう……。一緒にイキたいっ……」
彼の手をぎゅっと握って、顔が見たいのに気持ちよくて目を開け続けるのが難しかった。
「俺も、出そうっ。俺も一緒にイキたいよ」
同じところを変わらぬスピードで突かれ、我慢できないくらいに快感が高まる。
「あっ、イクイクッ、イクッ……」
身体中を快感の波が駆け抜ける。
「出るっ」