この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
私は管理人
第4章 カメラマンの吉岡
彼が取り出したカメラは
素人目に見ても高そうなカメラでした。
「素敵なカメラをお持ちなんですね」
そう言うと「一応、商売道具なんでね」と言って
照れくさそうに笑う彼の笑顔が素敵でした。
ヌードかあ・・・どうしようかなあ・・・・
悩んでいるわたしにおかまいなしに
彼は照明をセッティングし始めました。
「管理人さん綺麗だもの、
その美しさを永遠に残しておくのは
絶対にいいですよ
それに旦那さんもきっと喜ばれると思いますよ」
こう見えて、けっこういい仕事するんですよと
サムポーズでにっこり笑いました。
ああ・・・この笑顔・・・
この笑顔がたまらないのよねえ・・・・
見習いといえども彼はプロなので
わたしは意を決して
ヌード写真を撮ってもらうことにしました。
しかし、セーターやスカートは脱ぐことはできても
ブラとショーツだけは脱ぐことに恥じらいを感じ、
脱衣の手がとまってしまいました。
「誰でも最初はそうですよ」
わたしの下着姿を凝視することなく、
あくまでも自然体で接してくれる彼に
少しずつ緊張がほぐれてきました。
「はい、これ」
彼が熱い蒸しタオルをわたしに手渡しました。
「?」
戸惑っているわたしに
下着を脱いだらそれを身体に当てて
下着あとを消すんですと教えてくれた。
「ほんとは入浴していただけたら
完璧に下着あとを消せるんですけどね
でも俺が一緒にお風呂に入ってしまう衝動に駆られるんで」
そういってアハハと少年のように笑った。