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私は管理人
第8章 ホストの向井くん
向井くんはちゃんとペニスを抜いて
お腹の上に射精してくれたようです。
実はわたし、彼がイク寸前に気絶してしまって…
彼の最高潮の瞬間に立ち会えなかったんです。
その後、向井くんも満足して眠りに落ちてしまったみたいで、
わたしが目を覚ますと
時刻はすでに夜中の二時を過ぎていました。
「きゃあ~!大変だわ!」
わたしの突拍子のない悲鳴で彼も目を覚ましました。
「どうしたの?」
充実した表情で眠けまなこでわたしの胸を揉んできます。
わたしは彼の手を払いのけて
「もう真夜中よ!どうしよう…主人に叱られちゃう!」と叫びました。
「えっ?もうそんな時間?」
枕元のデジタル時計を確認して
向井くんは飛び起きました。
「急いで帰らなきゃ!」
慌てて着衣してラブホを飛び出し、
運良く通りかかったタクシーに飛び乗りました。
『たぶん大丈夫…
主人の事だからいつものように仕事で疲れて爆睡しているわ…』
道中、わたしは自分に言い聞かせるように
そのように祈りました。
一緒に謝りましょうかと申し出る向井くんに
「あなたがいると話がややこしくなるから
あなたはこのまま部屋に戻って頂戴」と
後ろ髪を引かれる思いで彼とマンションのエレベーターの前で別れました。