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幼なじみとSEX×5 〜ダメだとわかりながら抗えないカラダ〜
第1章 【Chapter1/再会】
「あ、そうだ、他の奴ら覚えてる?イッくんとかカズくんとか」
急に懐かしい名前が挙がりテンションも上がる。
「わぁー、覚えてる!皆、元気かな?」
「元気だよ、今でも付き合い続いてる」
「そうなんだ!仲良かったよね、皆」
「うん、そうだ、遼ちゃんも透真くんも元気だからね」
「うわ〜懐かしい!え、2つか3つ上だったよね?」
「うん、遼ちゃんが1つ上、カズくんが2つ上、透真くんが3つだな」
昔は集合住宅で一軒家に住んでて皆がご近所だった。
同じ幼稚園、小学校だったからずっと一緒に遊んでて登下校も常に一緒で。
透真くんは一番上だから本当にお兄ちゃん的な存在だったな。
ぼんやりとどんな顔だったかは当時のままでしか覚えてないけど。
「皆、紘子の事心配してたよ……なんてったって紘子は皆のお姫様だったからな」
「やめてよ〜恥ずかしい、女の子一人だったもんね、転んだだけで透真くんめっちゃ手当てしてくれて、確か京ちゃんは隣で擦り剥いた脚見て一緒に泣いてなかった?」
「いや、何でそういうとこだけ覚えてんだよ……俺だけ1人、思い出エグくない?」
今とギャップ有り過ぎだからどんどん思い出しちゃう。
こうして今、2人で笑い合えているのが不思議で仕方ないよ。
それでも好きだったのは京ちゃんだったんだよって言ったらどんな反応するかな。
同い年で一番の理解者だったかも。
泣き虫だから放っておけなかった。
守ってあげたくなるような存在だった。
だから引っ越しする時は大好きな京ちゃんに心の中でサヨナラいっぱい言ったよ。
私が居なくなって大丈夫かなって。
まさか13年後に会えるなんて微塵にも思ってなかったから。
何らかの縁でこうして再会出来て、彼氏にまでなるとか私、運使い果たしたかも。
30分程走って停車した。
車から降りると辺り一面街を見下ろせる高台に来ていてキラキラと夜景が広がっていた。
久しぶりに見る夜景にしばし心を奪われる。
「もしかして、誰かと来た事あった?」
「ううん、初めて……凄く綺麗だね」
手すりに手をついて見惚れてる私にそっとバックハグで包み込んでくれる。