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幼なじみとSEX×5 〜ダメだとわかりながら抗えないカラダ〜
第1章 【Chapter1/再会】
「レンタカーで格好悪いけどごめんね」
サラッとこんな事も言えちゃう素直さが逆に新鮮。
一生懸命エスコートしてくれるの?
助手席に乗って、途中温かい珈琲を買って車を走らせた。
運転してる京ちゃんってだけで眼福なんだけど!?
昨日とまた雰囲気違うし良い匂いするし。
「ていうか、今朝は焦った……紘子居ないんだもん」
「アハ……ごめん、一旦帰って着替えたかったし起こすのも悪いなって」
「うん、メモでその辺は憶測ついたよ、でも寝起きの紘子見たかったな」
「嫌だよ、幻滅されちゃう、爆睡だったよ」
「絶対可愛いと思うな〜抱き締めたかった〜」
「京ちゃんってキャラ変わったよね?私が知ってる京ちゃんはめちゃくちゃシャイで泣き虫だったはずなんだけど」
「ちょ、やめてよ、それ黒歴史だから……そりゃ13年も経ちゃ色々変わるでしょ、紘子もそうだろ?面影あるけど想像以上の美人」
「え?変わってないから昨日気付いたんでしょ?」
「変わってるよ、でも言ったろ?俺、紘子センサー持ってるから」
どこまで冗談でどこから本当なんだか。
信号待ちで停車したら手を握られた。
運転席の京ちゃんは破壊力半端ないからあまり直視出来ないんだけど。
「信じてないでしょ?ずっと会いたかった、会ってない13年間もほとんど紘子の事考えてたよって言ったら引く?」
「え、うん……引く」
「ひでぇな!ドン引きかよ、アハハ!」
そんな訳ないってわかってるのに一言一句トキめいてるとか恥ずかし過ぎる。
「急に居なくなるからさ、後で親から理由聞いたけど当時は全然納得いかなくて連絡先も知らないし受け入れるのに結構時間かかったんだぞ?」
「ごめん……理由が理由なだけに言い出せなくて、綺麗な思い出のままサヨナラしたくて……でも残された方は何が何だか訳解んないよね」
「ん……でも俺らに比べたら当時の紘子やおばさんの苦労には敵わないよ、だから気負いしないで?これからは俺が居るから空白だった分取り戻そうよ」
車が動き出すとハンドルに戻った手。
細くて綺麗だ。
握られてた部分だけ熱く感じる。