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幼なじみとSEX×5 〜ダメだとわかりながら抗えないカラダ〜
第7章 【Chapter7/幸運を運ぶのは……】
「えっ!?シェアハウスに!?私が!?」
「うん、もう一緒に住んじゃおうよ」
あっけらかんと透真くんが言うので一瞬たじろぐも想像しただけで青ざめた。
「無理無理無理っ!私、寮母さんになっちゃう、一人の時間だって欲しいし、会社も遠くなっちゃうもん」
「いずれは辞めるでしょ?寿退社とか」
「へ!?それどこの情報!?ないない、ないから…!」
「え、そうなの?京太郎」
京ちゃんに話振らないで。
まだそんな心の準備出来てないし、やっと京ちゃんと二人で半同棲っぽいのを楽しんでいるところなのに。
すぐに透真くんの肩持ったら怒るから!と目で念力を送る。
「まぁ、そこはまだ俺と紘子の生活リズムがあるし同棲生活楽しませてよ」
ちゃんと言ってくれてホッとした。
「え、もう同棲してるの?だから京太郎あんま帰ってこなかったのか」
「まだ完全ではないけどね」
「え〜俺も紘子の家から職場近いんだけどな」って遼ちゃん、今言うタイミングじゃないから。
グイッと私の肩を抱き寄せ
「ダーメ、当分紘子は俺のだけだから」と皆の前で宣言してくれた。
「じゃ、しゃーない、俺らが通えば良いだけの話か」
「え…?通うって何処に?」
「「「「紘子の家」」」」
わ、綺麗に皆、ハモった。
曜日決めちゃう?とか話し出して慌てて拒否する。
ハハ…って笑ってる場合じゃないよ、京ちゃん。
「皆、紘子が好きで仕方ないんだ」
可愛い上目遣いで言ってもダメ。
「紘子が5人居れば良いのに」って本気で言ってる!?
かくいう私も、皆に溺れてるのは事実で。
ハァーと溜め息ついて、皆の携帯に一斉送信しちゃう私も私だ。
それぞれに音が鳴って携帯を手に取る皆は嬉しそうな顔してる。
「それ、私の月間スケジュール、アプリで管理してるからちゃんと確認してから………来てね」
最後の語尾はボソボソっと言ってしまった。
仕事内容がきっちり細かく管理されてる。
それ見ないとやる気が出ないんだよね。
色分けしていて誰が見てもわかりやすくしてるつもりだし。
「皆で共有しといて」
私がそう言うと満面の笑みが返ってきた。