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幼なじみとSEX×5 〜ダメだとわかりながら抗えないカラダ〜
第7章 【Chapter7/幸運を運ぶのは……】
「俺、おかしくないかな?」
「んふふ、大丈夫だよ」
今日、何回目?てくらい髪型と格好を気にしてる京ちゃん。
胸に手を当てて「ヤベ、緊張してきた」と真顔になってる。
菓子折り持って新潟行きの新幹線に乗っている今。
スーツじゃなくて良いって言ってるのにネクタイ締めてくるんだもん。
接待じゃないのにね。
義理とはいえ、父親にも会うんだから当然だろって。
まぁ、私もいつもより大人しめのワンピースでキメちゃってるけども。
最寄り駅に着くともうお母さんはスタンバイしてくれていて大きく手を振ってくれていた。
懐かしい笑顔に少しホッとする。
同じ色のワンピース着ていてコーデ被りに笑ってしまった。
始めは京ちゃんだって気付いてなくてただただ堅苦しいお辞儀で始まり、名乗った途端「ん?」って顔になって隣でまた笑った。
「お母さん覚えてる?私が小3まで暮らしてた集合住宅で一緒に居た京太郎くん」
「え?やだ、イケメ〜ン!びっくりしたー!」
「あの、ご無沙汰しております」
「え?え?え?じゃ、京太郎くんと…?」
「まぁ、そうなりました」
「えー!いつの間に会ってたのー!」
「お母さん、声大きいから」
「あ、ごめんごめん、興奮しちゃった、車停めてるから行こうか」
「あの、ありがとうございます」
「え〜やだぁ、あの京太郎くんがねぇ、遠いところまでありがとうね」
「いえ、こちらこそお会いできて嬉しいです」
私を挟んで歩きながら「良い子捕まえたね」と耳打ちされて真っ赤になる。
15分ほど走って家に着いた。
程よくお母さんが会話を振ってくれたけど段々と緊張マックスになっている京ちゃんを見て微笑ましく思う。
久し振りに会う義理の父親は相変わらず第一印象のまま優しい笑顔で出迎えてくれた。
「おかえり、紘子ちゃん」
擽ったいけどそう言われてようやく
「ただいま、お義父さん」って言う事が出来た。
やだな、お義父さん涙ぐんでる。
何となく呼ぶ機会がなかったせいか、あの…とかお母さんを通してでしか声掛けしていなかったから凄く新鮮。