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幼なじみとSEX×5 〜ダメだとわかりながら抗えないカラダ〜
第7章 【Chapter7/幸運を運ぶのは……】





「ささ、本田くんも中に入って」




お義父さんに言われて緊張しながらも座敷テーブルを挟んで京ちゃんは頭を下げ、結婚の挨拶をしてくれた。




「あの、聞いてくれているとは思うんだけど、僕は紘子ちゃんと血は繋がってないんだ、だから紘子ちゃんがどう育ってきたのかは母親だけが知ってる、でもこれから先の事は僕は出来る限り精一杯父親として責任を全うしたいって思っている、それだけは譲れない、僕の愛する人のかけがえのない一人娘だ、どんな事があっても幸せにしてあげて欲しい」




涙ながらにお義父さんを見つめているお母さんの顔は、まるで恋をしている女の子のようだった。
これほどまで想われていたなら安心したよ。
良かったね、素敵な人と一緒になれてって今更ながら娘として思う。




「必ず、約束します」と元気な返事。
こちらもこちらで幸せかな。




「それと、紘子ちゃん、これから先の人生は長いんだ、夫婦って良い時もあれば悪い時もある、女性は少しくらいなら我儘であっても可愛いけど支え合う事が一番大切だって事は忘れないでいて欲しい、たくさん気持ちをぶつけ合ってたくさん喧嘩もして、その分固い絆を築いていって欲しいな、二人だけの夫婦のルールはちゃんと決めておいた方が良いよ」




「な、なるほど……」




私も京ちゃんも目からウロコ…というか、こんな喋る人だったんだって改めて知った感。




「それに紘子ちゃん、こんな近くに理想的な主婦像が居るじゃない」ってお母さんを指している。
「やだ、司さんったら」と真っ赤になってるけど満更でもない様子のお母さん。




「これから色々教えてね」




私がそう言うとまた涙ぐんでる。
「良い家族だね」って京ちゃんも涙ぐんでるのおかしくない!?




一緒にお酒は飲めなかったけど、夜ご飯食べて私たちはまた新幹線で帰路に着いた。




「結婚式決まったら教えてね?」




「うん、お母さんさ、悪いんだけど新幹線代とかホテル代とか出すから一緒にドレス選んでくれない?」




こういうのって言うタイミングとか言う事自体恥ずかしいけど、一生に一度だと思えば我儘な娘になっても良いかなって思って。
そしたら正面から抱き締められて
「お安い御用だよ、もっと親を利用しなさい」と言われてとうとう私も涙ぐんだ。











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