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淫夢鉄道の夜
第2章 ヤリサーのリーダーだった男
「奥さんとはどこで知り合ったんですか。職場ですか」

「大学です。大学のサークルで知り合いました」

友樹は大学名を伝えた。すると佐藤は目を開き、身体をガバッと起こした。

「驚いたな、ボクも同じ大学ですよ。何年卒ですか」

今度は友樹が驚く番だった。佐藤と同じように身体を起こすと、卒業年次を伝えた。すると佐藤が、ボクは一つ前です、と言って卒年を教えてくれた。

「じゃあ、佐藤さんは僕の先輩なんですね。失礼しました」

友樹は軽く頭を下げた。

「いやいや、先輩と言っても一つだけだし、社会人になってしまえば関係ないですよ。失礼なんてとんでもない。それより嬉しいな。こんなところで同窓に会えるなんて。もしかしたらボクたち大学時代に会ってたかも知れませんね」

「そうですね」

それからしばらく二人は大学の話で盛り上がった。
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