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縛られたい
第11章 まりあさんの過去〜阿部
「入籍して2ヶ月ほど経った頃に、
生理がやってきました。
多分、身体がびっくりしちゃったのか、
想像妊娠だったのか、
とにかく、妊娠してなかったんです。
そのことを伝えたら夫は…気が狂ったように私を責めました」
「えっ?」
「最初は、その出血、流産したんじゃないかって、
産婦人科に連れていかれました。
その後は、結婚したいからって、
生理が来ない、妊娠したって嘘をついたのかと責められた。
妊娠してるって言えばセックスしなくて済むとでも思ったのかとか、
色々なことを言って…。
本当に妊娠するまで、
私を犯し続けるって言って…。
母が心配だから実家に居ても良いって言ってたのに、
家に監禁するように閉じ込められました。
毎朝、目の前で基礎体温を測らせて、
排卵日の前日辺りから3日間、
本当に朝から晩まで…。
勿論、年齢的に何度もは難しいから、
出来るようにする為に、色々なことをやらされました。
私がいつまでも嫌そうにするし、硬くて狭くて挿れにくいって罵られて、
お前じゃ勃たないし、満足出来ないって言われて、
縛られて目隠しされて、
オモチャみたいなモノや医療道具みたいなモノを使われたりしました。
辛くて…あまり覚えてません…。
愛されてるという実感も持てませんでした。
排卵日じゃない時も、
浮気しないようにと、外出もさせて貰えなくて」
俺は震えるまりあさんを強く抱き締めた。
「そんな状況が1年以上続いた頃、
母の癌が見つかりました。
ステージ4で…。
そしたら、夫は突然、
『お母様について差し上げたらどうかな?
たった1人の肉親なんだろうから』と優しく言ってくれました。
その時は、申し訳ないからと何度か断りましたが、
その後、私は実家に戻って、母と過ごすようになりました。
入退院する母に付き添いながら、
排卵日だけ夫の処は行く生活になりました。
そのうち、もう手の施しようがなくて、
痛みを緩和することだけしか出来ることがなくなった母は、
ホスピスに入りました。
その頃には、もう夫から呼び付けられることもなくなっていて、
私はホッとしてました。
だって、夫との行為は、
本当に辛くて…。
そこのホスピスで、母は優子さんと出会っていたんですよね?
本当に、偶然のことで、
不思議な気がしました」と、優しい顔でまりあさんは笑って、
俺の頬にキスをした。
生理がやってきました。
多分、身体がびっくりしちゃったのか、
想像妊娠だったのか、
とにかく、妊娠してなかったんです。
そのことを伝えたら夫は…気が狂ったように私を責めました」
「えっ?」
「最初は、その出血、流産したんじゃないかって、
産婦人科に連れていかれました。
その後は、結婚したいからって、
生理が来ない、妊娠したって嘘をついたのかと責められた。
妊娠してるって言えばセックスしなくて済むとでも思ったのかとか、
色々なことを言って…。
本当に妊娠するまで、
私を犯し続けるって言って…。
母が心配だから実家に居ても良いって言ってたのに、
家に監禁するように閉じ込められました。
毎朝、目の前で基礎体温を測らせて、
排卵日の前日辺りから3日間、
本当に朝から晩まで…。
勿論、年齢的に何度もは難しいから、
出来るようにする為に、色々なことをやらされました。
私がいつまでも嫌そうにするし、硬くて狭くて挿れにくいって罵られて、
お前じゃ勃たないし、満足出来ないって言われて、
縛られて目隠しされて、
オモチャみたいなモノや医療道具みたいなモノを使われたりしました。
辛くて…あまり覚えてません…。
愛されてるという実感も持てませんでした。
排卵日じゃない時も、
浮気しないようにと、外出もさせて貰えなくて」
俺は震えるまりあさんを強く抱き締めた。
「そんな状況が1年以上続いた頃、
母の癌が見つかりました。
ステージ4で…。
そしたら、夫は突然、
『お母様について差し上げたらどうかな?
たった1人の肉親なんだろうから』と優しく言ってくれました。
その時は、申し訳ないからと何度か断りましたが、
その後、私は実家に戻って、母と過ごすようになりました。
入退院する母に付き添いながら、
排卵日だけ夫の処は行く生活になりました。
そのうち、もう手の施しようがなくて、
痛みを緩和することだけしか出来ることがなくなった母は、
ホスピスに入りました。
その頃には、もう夫から呼び付けられることもなくなっていて、
私はホッとしてました。
だって、夫との行為は、
本当に辛くて…。
そこのホスピスで、母は優子さんと出会っていたんですよね?
本当に、偶然のことで、
不思議な気がしました」と、優しい顔でまりあさんは笑って、
俺の頬にキスをした。