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縛られたい
第12章 少しずつ、家族になる〜まりあ
4人での生活は、結構みんなでくっついてそれぞれが何かをするようなスタイルに落ち着いて行った。


大抵、夜はリビングで集まって、
勉強をして過ごす。

阿部さんと私が教えたりするけど、
子供たちから新しいモノを教えて貰うこともあった。

阿部さんだけ、
事務所スペースに閉じこもって図面を引いてる夜もあった。
コンペに出したいって言ってたから、
途中でコーヒーを持って行って、
背中や肩をストレッチしてあげることもあった。

土日は、模試があったり、
優斗くんの試合を観に行ったりもした。

それぞれの誕生日は、
私がケーキを焼いてお祝いする。

夏祭りには家族で浴衣を着たり、
阿部さんの実家に遊びに行ったりもした。

勿論、クリスマスやお正月も家族で過ごした。


お洒落して写真を撮っては、
サイドチェストに飾って行った。



夜はいつも、阿部さんと寝た。

声が気になってしまって、
いつも気を遣ってしまうのを見て、
「そういうのも慎ましくて唆られるな」と言って、
わざと声を上げさせようとされて、
涙目で怒ったりすることもあった。


「猿轡、しちゃう?」と、
スカーフで口を塞いでしてて、
「ごめん。
こんなこと、されたんだよね?」と、
慌てて外して抱き締めてくれることもあった。


時々、昼間、抱き合った。
「ほら、我慢しないで?
もっと、声、出して?」と言われながら激しく突き上げられて、
目の中が真っ白になってしまうこともあった。



それでも、子供は授からなかった。
まあ、基礎体温も測ってなかったし、
本当に私、子供が出来ない身体なのかなと、
ちょっぴり落ち込んだりしていた。



そして、2月から3月になり、
優斗くんもゆりあさんも第一志望の学校に合格した。


卒業式は、私は着物姿で阿部さんと参加して、
嬉しくて泣いてしまった。


自分のお腹を痛めた子供じゃなくても、
2人とも、私たちの子供だと実感しつつあった。


阿部さんのご両親もお呼びして、
お祝いの食事会をしたり、
家族写真を撮影した。


その時に、私は、
ずっと思っていた話をしてみた。
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