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縛られたい
第2章 仕事、そして阿部さんの家族とのあれこれ〜まりあ
「こっちにプリンターとか資料がまとめてある。
こっちに簡易キッチンがあって、小さい冷蔵庫とかコーヒーマシンがあって、
そっちの奥は仮眠用のソファベッドとかある。
あ、トイレもそっちの奥ね」と説明される。


「仮眠用?」


「納期直前の忙しい時は、徹夜とかするから、
母屋にも行かないこともあってさ。
あ、渡辺さんにはそんなこと、させないから。
そっちは、母屋に行けるドア。
開けっ放しだけど、閉めた方が良いのかな?
下の子が、チョロチョロ来て、
そこの渡辺さんの席に座って宿題やったり、
音楽聴いたりしてるんだよね」


「あら!
じゃあ、席、私が取ってしまうことになっちゃいますね?」


「俺がこっちに移動しようかな?
すぐ散らかしちゃうから」
と、ソファベッドがある方の使ってないような物が詰まれた机を指差した。

「こっちの方が窓がないから、
時間を気にせず集中出来そうだし。
娘に買った机だけど、
こんな地味な机、ヤダって言われて、
こっちに持ってきたんだよね。
椅子だけ俺のヤツにして、
こっちの椅子を、そっちに持って行こうかな?」
と、椅子を動かし始めた。


「えっと、じゃあ私、
その机を片付けますね?
その後、阿部さんはご自分のモノを移動させてください。
片付け終わるまで、
取り敢えずお仕事しててください」
と言いながら、
取り敢えずキッチンスペースに入ってコーヒーマシンをチェックする。
マグカップもコーヒーマシンの下の部分も結構適当に洗っているようだったので、
スポンジで洗って…と思ったら、
スポンジもくたびれていた。

取り敢えず、スポンジに洗剤を落として、
何度かクチュクチュと泡立てては流してから、
食器類を洗って、
コーヒーを淹れてみた。


「どうぞ」と阿部さんの机に置くと、
ハッとした顔をして、
「ありがとう」と言った。


その後、奥の机の辺りを片付け始めた。


キッチンスペースにあったゴミ袋を出して、
明らかなゴミはそこに入れて、
判断に迷ったモノをソファに置いて行った。

それらも、
本類、書類、文房具に分けて置いてみた。

昼前に一度阿部さんに声を掛けて、
ソファに分類したモノを確認して貰って、
基本、全部捨てて、
文房具で使えるモノだけ残すことになった。


手を洗ってうがいをしてたら、
「昼メシ、外で良いかな?」と言われた。
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