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縛られたい
第15章 元夫さんの手紙〜阿部
いや、これ、
本当にロリコン?
でも、まりあさん、
本当に可愛かったんだろうと思うし、
自分好みに育て上げた挙句に翻弄されたいような気持ちも、
男としては理解出来る気がした。
その週の日曜日に、
お赤飯と菓子折りを持って、
まりあさんのお母様がお礼がてら訪問したというメモもあった。
中学からは私立の共学に通うようになって、
身体も丈夫になってきたのか、
あまり通院することはなくなってきたようだった。
それでも、定期的な健診や、
インフルエンザや風邪なんかで、
時折来院しているのがカルテから読み取れた。
制服姿で初めて来た時、
物凄く可愛かったこと。
思わず、そのまま、押し倒したくなるほど可愛いと書いてあるのを見ると、
やっぱりロリコンかと思ってしまう。
電車で痴漢に遭うと涙ぐんで相談された時は、
車で送り迎えしたくなるほど心配して、
防犯ブザーを自宅に届けたと書いてあった。
彼氏とかが出来たりはしないかと心配する記載もある。
「クリスチャンですから、そういうことは…」と言うまりあちゃんを信じている。
そんなことまで書くくらい、
元夫さんはまりあさんのことを想っていたんだな。
東大に入った時には、
「僕より凄い学校に入ったんだね」と言うと、
「大学なんて、どこも同じですよ」といつもの笑顔で言っていたとある。
そして、大学については、
コンプレックスを感じているという記載もあった。
いや、俺に言わせれば、
医学部行ってる時点でご立派だと思うけどな?
大学には男子が多い。
というのも、物凄く心配しているようだったけど、
何も言えないままのようだった。
なんか、読んでて切なくなる。
本当にこいつ、
まりあさんのこと、大好きだったんだよな。
歳の差はあるけど、
とっとと告白してみれば良いのに。
そう思いながら、
カルテやメモ、レポート用紙に書いた、
出せなかったまりあさんへの想いを読んでいった。
本当にロリコン?
でも、まりあさん、
本当に可愛かったんだろうと思うし、
自分好みに育て上げた挙句に翻弄されたいような気持ちも、
男としては理解出来る気がした。
その週の日曜日に、
お赤飯と菓子折りを持って、
まりあさんのお母様がお礼がてら訪問したというメモもあった。
中学からは私立の共学に通うようになって、
身体も丈夫になってきたのか、
あまり通院することはなくなってきたようだった。
それでも、定期的な健診や、
インフルエンザや風邪なんかで、
時折来院しているのがカルテから読み取れた。
制服姿で初めて来た時、
物凄く可愛かったこと。
思わず、そのまま、押し倒したくなるほど可愛いと書いてあるのを見ると、
やっぱりロリコンかと思ってしまう。
電車で痴漢に遭うと涙ぐんで相談された時は、
車で送り迎えしたくなるほど心配して、
防犯ブザーを自宅に届けたと書いてあった。
彼氏とかが出来たりはしないかと心配する記載もある。
「クリスチャンですから、そういうことは…」と言うまりあちゃんを信じている。
そんなことまで書くくらい、
元夫さんはまりあさんのことを想っていたんだな。
東大に入った時には、
「僕より凄い学校に入ったんだね」と言うと、
「大学なんて、どこも同じですよ」といつもの笑顔で言っていたとある。
そして、大学については、
コンプレックスを感じているという記載もあった。
いや、俺に言わせれば、
医学部行ってる時点でご立派だと思うけどな?
大学には男子が多い。
というのも、物凄く心配しているようだったけど、
何も言えないままのようだった。
なんか、読んでて切なくなる。
本当にこいつ、
まりあさんのこと、大好きだったんだよな。
歳の差はあるけど、
とっとと告白してみれば良いのに。
そう思いながら、
カルテやメモ、レポート用紙に書いた、
出せなかったまりあさんへの想いを読んでいった。