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縛られたい
第15章 元夫さんの手紙〜阿部
まりあさんにプロポーズした話は、
レポート用紙に書かれていた。


〜※〜※〜※〜※〜※〜※〜※〜※〜※〜

この日は久し振りにまりあちゃんが1人で病院に来た。

高熱で、調べてみるとインフルエンザA型だった。

朦朧としてフラフラしているけど、
涙目になって紅い顔をしているのがあまりにも可愛くて、
そして色っぽく見えて、
ついに僕は言ってしまった。


「付き合ってる人が居ないなら、
僕と結婚を前提に付き合って貰えないかな?」


「えっ?」と言った後、
ふらついてしまって、
慌てて支えてあげる。

ちゃんと聴いてくれたのかも、
それに対して頷いてくれたのかさえも、
良く判らなかった。



大きくて柔らかい胸が当たって、
こんな時なのに僕は勃起してしまっていた。


軽い意識障害を起こしていたので、
診察用のベッドに抱き上げて寝かせる。

看護婦を呼んで、
生食の点滴をして貰いながら休ませることにする。

「点滴、ゆっくり目に落としてあげてね?」と言って、
診察室に戻って、
僕はこっそり白衣の下から引っ張り出して、
自分で扱いた。
最近、こんなに硬くなることはなかったから、
自分でも驚いた。


柔らかいまりあちゃんの胸の感触や、
トロンとした目、
半開きになった柔らかそうな唇を思い出してるだけで、
あっという間に達してしまった。


ご自宅に電話をしたけど、
誰も出ないようなので、
点滴が終わった後に、
うちの運転手に頼んでまりあちゃんを送って貰った。


本当は僕が送りたいし、
なんならそのまま、自分のものにしたいくらいだったけど、
キチンと順番を踏んでいきたいし、
まりあちゃんの心も身体も自分のものにしたいからと思って、
とにかくその日は薬を持たせて、自宅に返した。


プロポーズ、
ちゃんと届いているんだろうか?



〜※〜※〜※〜※〜※〜※〜※〜※〜※〜


いやいやいや。
絶対、プロポーズ、
届いてないから。
そんな高熱の時に言われても!

と、俺は読みながら突っ込んでしまう。


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