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縛られたい
第15章 元夫さんの手紙〜阿部
「でも、頼みがあるんだ」と、僕は言った。

「付き合ってること、
お母様には内緒にして欲しい」

「えっ?」

「だって、こんなに歳が離れてたら、
反対されるでしょ?
だから、ちゃんと色々なことが整うまで、
内緒にしてくれるかな?」

まりあちゃんはとても素直なコだから、

「はい。
判りました」と言った。


そして、
『結婚を前提としたお付き合い』が始まった。


でも、特に2人の関係が変わったことはなかったと思う。

夜、電話をしてくれることはあるけど、
仕事に差し障るといけないからと、
長電話はしない。

外でデートをすると言っても、
誰かに見られて何か言われてもいけないから、
きちんとした格好で、
良いレストランや料理屋に行って、
向かい合って会話をしながら食事をする程度だった。

僕が飲めるようにと、
運転免許を取りに行ってくれたけど、
心配で運転をさせたくなくて、
いつも運転手に送って貰っていた。


家に、焼いたお菓子を持って来てくれることもあったけど、
礼儀正しくお茶をして、
運転手に送らせるようにしていた。


本当のことを言えば、
直ぐにでも自分のものにしたい気持ちはあった。

でも、歳のせいか、
まりあちゃんが可愛過ぎるせいか、
ちゃんと勃つかが心配で、
何も出来ずにいた。

まあ、その分、
自分ではやってたけど。


だから、まりあちゃんとはせいぜい、
手をそっと握って、
ハグして、
頬や額にキスをする程度で、
唇へのキスも、軽い挨拶程度のキスだった。


これで良いのか?
周りの若い学生たちに取られないか?
もっと、ガツガツした方がいいのか?

と思うこともあったけど、
「大切にしてくださって、
ありがとうございます」と言って、
頬を紅くしながらも、
僕の頬にキスをしてくれるまりあちゃんを見てたら、
結婚まで大切にしてあげようと思っていた。


勿論、オトコだからまだ、欲望はあって、
そんな時に寝るだけの付き合いのオンナは居た。

製薬会社の接待で連れて行かれたクラブのオンナで、
少し外見はまりあちゃんに似ていたけど、
中身は全く正反対の、
貞操観念も慎みもない、淫乱なヤツだった。

酒に酔った僕を、
逆にお持ち帰りして、
自分から舐めて、跨って、腰を振るようなオンナ。

こいつとも、もう会わないようにしようと思っていた。

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