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縛られたい
第2章 仕事、そして阿部さんの家族とのあれこれ〜まりあ
「所長、キッチンのお掃除、
してても良いですか?」と言うと、

「渡辺さん、掃除ばかりで疲れるでしょう?
服もそんなに綺麗なワンピースなのに。
明日からはジーンズとか、普段着で良いよ。
基本、ここにはクライアントさん、来ないし。
こっちから行く時があったら、
その時は言うからさ」と言った。


「これ、家で洗濯出来るから大丈夫です。
今日、お掃除終わらせたら、
明日から気持ち良く仕事スタート出来ますから。
あ!
もし、急ぎの書類あるなら、
そっち、やりますけど?」


「いや、今日は大丈夫」


「所長って、誰?
お父さんのこと?」と、
優斗くんが阿部さんに訊いているのが可笑しくて、
笑いながらキッチンの掃除をする。

いつからあるのか判らないものは処分して、
追加であれば良いと思うモノをメモしていく。


よし。
これで完璧!

そう思って机に戻ると、
もう5時になっていた。



窓の外を見ていた優斗くんが、
「お姉ちゃん、今日も遅いね?」と言う。

阿部さんは少し困った顔をして、
「お姉ちゃん、なんか難しいよね…」と呟くように言った。


「今朝も急に学校まで送ってくれと言って聞かなくてさ。
それで駅に行くの、遅くなってしまったんだよね」


「事故とかじゃなければ良いですよ。
明日からは1人で来れますから。
バスだと時間が読めないので、
少し早く来るか、遅れることがあるかも…」と言うと、

「はい。これ」と、事務所の鍵を渡してくれた。



「そろそろ時間ですね。
今日はバスで帰ってみますね?
バス停、教えてください」と言うと、

「僕が教えてあげる。
靴、持ってくるね!」と優斗くんが走って母屋に行ってしまって、
本当に靴を持って戻ってきた。


「帰りにスーパー、寄りたいから、
俺も行こうかな?」と言って、
阿部さんも立ち上がる。


「あっ!
そうだ。
お店にタッパー返してきましょうか?」と言うと、
「ああ。持って来るよ」と阿部さんが言った。
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