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縛られたい
第3章 ラブホでの出来事、そして〜阿部
「家まで送るね?」と言って、
俺は立ち上がって、
渡辺さんのことも立ち上がらせる。
「ハグさせてくれる?
渡辺さんの元気パワー、
チャージさせて欲しい」と言うと、
「良いですよ」と言って、
ギュッと俺のことを抱き締め返してくれる。
小さい渡辺さんの髪の香りを嗅ぎながら、
背中に回した腕の力を少し強めると。柔らかい胸が当たる。
「ありがとう。
チャージ出来たよ」と言って、
髪にキスをするようにして、
身体を引き離して、
ドア前の機械で現金精算をして外に出た。
車に乗って、
間抜けな入り口のビニールみたいなカーテンをくぐるように外に出たけど、
そんな処をまさか娘に見られて、
スマホで写メまで撮られているとは思わなかった。
渡辺さんの家まで送ってから、
家に帰ると、
ぽつんと優斗が1人でテレビを観ていた。
「よし。
飯でも作るか?」
「冷食でしょ?」
「まあ、そうだけど、
我慢してよ?
目玉焼きは作るからさ」と言いながら、
取り敢えず米を研いだ。
出来る範囲でしかないけど、
夕食の支度をする。
合間に洗濯機を回す。
サンルームスペースに洗濯物を干す。
畳むのが苦手で、
そのままそこから取って着るようになってるから、
同じ服をローテーションで着る感じだった。
娘がブスッとした顔で帰宅するけど、
「ただいま」も言わない。
「もうすぐご飯出来るよ」と言っても、
無視して自分の部屋に入ってしまった。
食器を並べてから、
「優斗、お姉ちゃん、呼んできて?」と頼んで、
ようやくダイニングに来た。
「いただきます」と手を合わせて言うのも、
俺と優斗だけだ。
ゆりあは、携帯を見ながら肩肘をついたままで食事をする。
「お行儀悪いから、
食事中は携帯、やめなさい」と言っても、無視される。
「携帯、取り上げるよ?」と言うと、
凄い目で睨まれてから、携帯のディスプレイを俺に見せる。
「えっ?」
「今日、誰とここに行ってたの?
やーらしい」と言って、
そのまま立ち上がって自分の部屋に入ってしまった。
ラブホから出た処の写メだった。
誰が乗ってるかは判らないけど、
車のナンバーは写っていた。
車種も色もはっきりしていた。
確か車が来てたから一時停車した、
その時のヤツかなと思った。
俺は立ち上がって、
渡辺さんのことも立ち上がらせる。
「ハグさせてくれる?
渡辺さんの元気パワー、
チャージさせて欲しい」と言うと、
「良いですよ」と言って、
ギュッと俺のことを抱き締め返してくれる。
小さい渡辺さんの髪の香りを嗅ぎながら、
背中に回した腕の力を少し強めると。柔らかい胸が当たる。
「ありがとう。
チャージ出来たよ」と言って、
髪にキスをするようにして、
身体を引き離して、
ドア前の機械で現金精算をして外に出た。
車に乗って、
間抜けな入り口のビニールみたいなカーテンをくぐるように外に出たけど、
そんな処をまさか娘に見られて、
スマホで写メまで撮られているとは思わなかった。
渡辺さんの家まで送ってから、
家に帰ると、
ぽつんと優斗が1人でテレビを観ていた。
「よし。
飯でも作るか?」
「冷食でしょ?」
「まあ、そうだけど、
我慢してよ?
目玉焼きは作るからさ」と言いながら、
取り敢えず米を研いだ。
出来る範囲でしかないけど、
夕食の支度をする。
合間に洗濯機を回す。
サンルームスペースに洗濯物を干す。
畳むのが苦手で、
そのままそこから取って着るようになってるから、
同じ服をローテーションで着る感じだった。
娘がブスッとした顔で帰宅するけど、
「ただいま」も言わない。
「もうすぐご飯出来るよ」と言っても、
無視して自分の部屋に入ってしまった。
食器を並べてから、
「優斗、お姉ちゃん、呼んできて?」と頼んで、
ようやくダイニングに来た。
「いただきます」と手を合わせて言うのも、
俺と優斗だけだ。
ゆりあは、携帯を見ながら肩肘をついたままで食事をする。
「お行儀悪いから、
食事中は携帯、やめなさい」と言っても、無視される。
「携帯、取り上げるよ?」と言うと、
凄い目で睨まれてから、携帯のディスプレイを俺に見せる。
「えっ?」
「今日、誰とここに行ってたの?
やーらしい」と言って、
そのまま立ち上がって自分の部屋に入ってしまった。
ラブホから出た処の写メだった。
誰が乗ってるかは判らないけど、
車のナンバーは写っていた。
車種も色もはっきりしていた。
確か車が来てたから一時停車した、
その時のヤツかなと思った。