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縛られたい
第5章 居候、そして優子さんとのお別れ〜まりあ
いつものお店に入ると、
「あら!すーさん!
まりあちゃん、知り合いだったの?」と言われる。
「私の仕事は内緒にしてるから、
言わないでね?」と、
副支店長さんはウインクをするから、
笑ってしまった。
いつものようにご飯をおかわりしてモリモリ食べると、
ニコニコ笑って見ている。
「みんな、小鳥のようにサラダしか食べないのに、
渡辺さんの食べっぷり、
気持ち良いですな」と言われて、
恥ずかしくなってしまう。
食事を終えて一度銀行に戻って、
改めて2人で…と思ったら、
多分荷物持ちでもう1人、私より少し上位の年齢に見える男性も同行してくれた。
青い銀行の小部屋で、
口座解約の書類を書いて、
他にも書類を書いたら、
ドーンと帯のついた札束が並んだ。
さっきは居なかった偉そうな感じのおじさん行員もいて、
すーさん、じゃなくて、副支店長さんと何か話をしていた。
「じゃあ、お世話になりました」と頭を下げて、
赤い銀行の若い行員さんに、
「重たくてごめんなさい。
私もお手伝いしますね?」と言うと、
「いや、大丈夫ですから」と、
更に後ろから警備員さんも出てきてくれて、
のんびり5人で銀行に戻って全額入金した。
「今度、資産運用のお話、
お時間いただけますか?」と若い行員さんが名刺を出すので、
「信頼を築けたらね?
取り敢えず、私、
何かあったら、鈴木副支店長様にご連絡したいです。
親身になって、初対面の小娘の話を聴いてくださって、
安心しましたから」と笑った。
「取り敢えず、住所はまだ住民票のある実家にしてますけど、
もうすぐ賃貸で貸してしまうので、
新しい住所というか、
仮住まいの処、決まったら、
メールでご連絡しますね?
多分、住所変更の手続きも必要ですよね?
判らないことあったら…
鈴木さんではなくて、高木さんに連絡しても良いですか?」と訊くと、
「喜んで!」と言うので、
「なんか、回転寿司みたいですよ?」と笑ってしまった。
そんな訳で、夢のマイホームは消えて、
銀行を変えてみたら、
すごく感じが良いすーさんと知り合えた長い1日だった。
「あら!すーさん!
まりあちゃん、知り合いだったの?」と言われる。
「私の仕事は内緒にしてるから、
言わないでね?」と、
副支店長さんはウインクをするから、
笑ってしまった。
いつものようにご飯をおかわりしてモリモリ食べると、
ニコニコ笑って見ている。
「みんな、小鳥のようにサラダしか食べないのに、
渡辺さんの食べっぷり、
気持ち良いですな」と言われて、
恥ずかしくなってしまう。
食事を終えて一度銀行に戻って、
改めて2人で…と思ったら、
多分荷物持ちでもう1人、私より少し上位の年齢に見える男性も同行してくれた。
青い銀行の小部屋で、
口座解約の書類を書いて、
他にも書類を書いたら、
ドーンと帯のついた札束が並んだ。
さっきは居なかった偉そうな感じのおじさん行員もいて、
すーさん、じゃなくて、副支店長さんと何か話をしていた。
「じゃあ、お世話になりました」と頭を下げて、
赤い銀行の若い行員さんに、
「重たくてごめんなさい。
私もお手伝いしますね?」と言うと、
「いや、大丈夫ですから」と、
更に後ろから警備員さんも出てきてくれて、
のんびり5人で銀行に戻って全額入金した。
「今度、資産運用のお話、
お時間いただけますか?」と若い行員さんが名刺を出すので、
「信頼を築けたらね?
取り敢えず、私、
何かあったら、鈴木副支店長様にご連絡したいです。
親身になって、初対面の小娘の話を聴いてくださって、
安心しましたから」と笑った。
「取り敢えず、住所はまだ住民票のある実家にしてますけど、
もうすぐ賃貸で貸してしまうので、
新しい住所というか、
仮住まいの処、決まったら、
メールでご連絡しますね?
多分、住所変更の手続きも必要ですよね?
判らないことあったら…
鈴木さんではなくて、高木さんに連絡しても良いですか?」と訊くと、
「喜んで!」と言うので、
「なんか、回転寿司みたいですよ?」と笑ってしまった。
そんな訳で、夢のマイホームは消えて、
銀行を変えてみたら、
すごく感じが良いすーさんと知り合えた長い1日だった。