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縛られたい
第7章 悪夢〜まりあ
「ゆりあさん、怪我はしてない?」
「まりあさん、ごめんなさい。ごめんなさい…」
「私は大丈夫。
ゆりあさんは怪我、してない?
頭とか、打ってない?」
「ちょっと頭を壁にぶつけました。
それより、まりあさんが…」
「もう一つ、質問。
こいつのこと、まだ好き?」
「えっ?」
「さっきの発言と、その後やってること見て、
まだ、こいつのこと、好き?」
ゆりあさんは、首を横に振りながら、
「許せない。
大嫌いです。
まりあさん、本当にごめんなさい」とはっきり言った。
「たいしたテクニックもないし、
乱暴で早漏。
良い処、なくて最低だもんね?
判った」と言って立ち上がると、
思い切り股間を蹴り上げてる。
男は蹲ってうめいている。
私は枕元の携帯の緊急電話を押して、
スピーカー通話にした。
「お前、何やってるんだよ?」という男の声を無視して、
会話を始める。
「事件ですか?
事故ですか?」
「自宅に男が侵入して、レイプされました。
まだ、犯人は居ます。
すぐに来てください。
住所は…。
はい。
私は被害者本人です。
住宅街なので、サイレンは鳴らさずに来て頂けますか?
それと、怖いから警察の方、来るまで、
この電話、繋いでても良いですか?」と言って、
電話を傍に置いた。
慌てて逃げようとする男の手を掴んでから、
腕を捻り上げて体重を掛けて押し倒す。
「あっ…折れたかな?
脱臼しただけかな?
ゆりあさん、そこのロープ取ってくれる?」と言って、
さっきまで私を拘束していたロープで右足と左手を縛り上げる。
電話の向こうから、
「大丈夫ですかー?」と言う声が聴こえる。
「大丈夫ですー。
犯人が逃げようとしたので、
なんとか足止めしてますー」と、
大きい声で言った。
「女をレイプするなんて、
殺人と一緒だからね?
私、絶対に許さないから。
少年法、この前改正されたから、
実名報道もされるからね?
大学も退学だね?
ゆりあさんのこともディスって、
許せない。
今後、私達の前に姿を見せるのも許さないからね?」と言っていると、
パトカーが音を鳴らさないように来てくれた。
ゆりあさんが仕事の時に羽織っているカーディガンを掛けてくれたけど、
私もゆりあちゃんもガタガタ震えているのに気づいて、
手をギュッと握り合った。
「まりあさん、ごめんなさい。ごめんなさい…」
「私は大丈夫。
ゆりあさんは怪我、してない?
頭とか、打ってない?」
「ちょっと頭を壁にぶつけました。
それより、まりあさんが…」
「もう一つ、質問。
こいつのこと、まだ好き?」
「えっ?」
「さっきの発言と、その後やってること見て、
まだ、こいつのこと、好き?」
ゆりあさんは、首を横に振りながら、
「許せない。
大嫌いです。
まりあさん、本当にごめんなさい」とはっきり言った。
「たいしたテクニックもないし、
乱暴で早漏。
良い処、なくて最低だもんね?
判った」と言って立ち上がると、
思い切り股間を蹴り上げてる。
男は蹲ってうめいている。
私は枕元の携帯の緊急電話を押して、
スピーカー通話にした。
「お前、何やってるんだよ?」という男の声を無視して、
会話を始める。
「事件ですか?
事故ですか?」
「自宅に男が侵入して、レイプされました。
まだ、犯人は居ます。
すぐに来てください。
住所は…。
はい。
私は被害者本人です。
住宅街なので、サイレンは鳴らさずに来て頂けますか?
それと、怖いから警察の方、来るまで、
この電話、繋いでても良いですか?」と言って、
電話を傍に置いた。
慌てて逃げようとする男の手を掴んでから、
腕を捻り上げて体重を掛けて押し倒す。
「あっ…折れたかな?
脱臼しただけかな?
ゆりあさん、そこのロープ取ってくれる?」と言って、
さっきまで私を拘束していたロープで右足と左手を縛り上げる。
電話の向こうから、
「大丈夫ですかー?」と言う声が聴こえる。
「大丈夫ですー。
犯人が逃げようとしたので、
なんとか足止めしてますー」と、
大きい声で言った。
「女をレイプするなんて、
殺人と一緒だからね?
私、絶対に許さないから。
少年法、この前改正されたから、
実名報道もされるからね?
大学も退学だね?
ゆりあさんのこともディスって、
許せない。
今後、私達の前に姿を見せるのも許さないからね?」と言っていると、
パトカーが音を鳴らさないように来てくれた。
ゆりあさんが仕事の時に羽織っているカーディガンを掛けてくれたけど、
私もゆりあちゃんもガタガタ震えているのに気づいて、
手をギュッと握り合った。