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縛られたい
第7章 悪夢〜まりあ
目が覚めると、少し痛みが和らいでいて、
出血してる気配があった。

内診されて出血してたからナプキンは当ててたけど、
本格的に生理が来たみたいだった。

事務所スペースに行って、
替えのナプキンを取りに行こうとノロノロと起き上がって歩き始めると、
優斗くんが私のスーツケースをゴロゴロと運んで来てくれる処だった。


「まりあさん、大丈夫?
お父さんが、こっちで寝た方が良いでしょうって。
和室は、嫌かな?」と言う。


「お父さん、
後でお布団、買ってくるって言ってたよ。
それと、お巡りさんも来るって…」


「ん。
判った。
夕食はどうする?
何か食べたいモノ、ある?
ずっと同じようなモノか、デリバリーだったから、
飽きちゃったでしょう?」


「大丈夫だよ?
まりあさんは寝てて?
僕、お父さんと何か作るから!」



1時間後に警察官が2人来て、
事情聴取をされる。
前日と同じ警察官で、
ゆりあさんとは別々にと言われた。


「未成年だから、せめてお父様は立ち合わせてくださいね?」と言ったけど、
ゆりあさんは「1人で大丈夫です」と言った。


その後、阿部さんと優斗くんは車で出掛けて、
お値段以上の処でお布団やカバー類を買って来てくれて、
寝室に敷いてくれた。


畳が傷むからと、
縁側にスーツケースを置いて、
庭をぼんやり見ていた。

庭と言っても生垣も庭の樹も、
何も手入れはされていなくて、
寂しい気持ちになってしまう。


横になっていると、
優斗くんが「ご飯、出来たよ」と呼びに来てくれた。


カレーだけの夕食を、
4人で食卓を囲んで静かに食べた。


少し人参が硬かったけど、
ペロリと食べてしまって、
「美味しかった!
ご馳走様でした」と言うと、
優斗くんは嬉しそうに笑って、
阿部さんはホッとした顔をした。



「食後のコーヒー、淹れますか?」と言うと、
阿部さんが淹れてくれて、
優斗くんが運んでくれる。

阿部さんだけブラックで、
3人はお砂糖と牛乳をたっぷり入れた、少し冷めたカフェオレだった。



ゆりあさんが、
「話がしたい」と言った。






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