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縛られたい
第8章 公開プロポーズ〜まりあ
届いた手紙は、
最初のは素手で触ってしまったけど、
2通目からは手袋をしてジップロックに入れて保管した。
ジップロックには油性ペンで受け取った日付も書いておいた。


そして、朝、ひとっ走りして、
ポストからはみ出している状況を見て、
片方は新聞は取っていないようで、
もう片方はうちと同じ新聞を取っていることを確認して、
新聞紙は捨てずに保管してから、
警察に『相談』した。


最初は、
「申し訳ないけど、この手紙だけでは何も出来ません」と言われてしまったけど、
私が特に騒ぎ立てたり反応しないことが物足りなかったのか、
家の周囲の電柱に貼り紙をするようになった。


実名と住所入りで、
「レイプされた」とか、
「オトコを誘う」とか、
「コドモを堕ろした」とか書いてあって、
最初、学校に行く途中の優斗くんが見つけて剥がして持ち帰って来た。


「剥がさなくて良いから。
かえって、こういうこと、された方が、
動き易いからね。
万が一、このことでイジメを受けたら、
誰に何をされたか、日付入りでメモしておいてくれる?
嫌な思いをさせて、ごめんね?」と、
優斗くんとゆりあさんに言って、
ギュッとハグした。


阿部さんにも、
「あのね、私、大丈夫だし、
これで多分、警察も介入出来るハズだから、
少し我慢してね?」と言うと、
阿部さんの方が涙ぐんじゃってた。


暫く様子を見ながら、
防犯カメラを増やして、
撮影範囲を広げておくと、
せっせと明け方に犬の散歩のフリをして貼り紙をしている様子が録画出来た。



私はもう一度、警察に行って、
「これなら、名誉毀損になりますよね?
調べていただけますか」と言うと、
「そうですね。
ポストに投函するのと違って、
他の人の目にする処に貼ってますので…」と、
ようやく重い腰を上げてくれた。

家に設置している防犯カメラの動画のコピーも証拠として提出した。



やがて、事情聴取に2人が呼ばれたようで、
私も警察に呼ばれた。

詰めが甘くて手紙や貼り紙に指紋も残っていて、
カメラ映像も見せられると簡単に2人とも犯行を認めた。
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