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初めてはお兄さんと
第1章 お酒に酔った勢いで
 それはもう仕方ない。やれることはやった。後悔もない。あのお兄さんは私だけのお兄さんになってくれなかった。それだけのこと。

 待ち合わせ場所に着くと、まだ十数分前だというのにあの人はもう立っていた。
「お待たせ、お兄さん」
 私が笑顔で駆け寄ると、ふわっと笑って目を細めるお兄さん。
 その顔に本当によく似ているなぁ、お兄さんの若い頃にそっくりと私は思う。
「お兄さんはやめろって。同い年なのにさ」
 そういって笑いながら手を差し出されたので、手を出して握るとほっこりとする。
 最近知り合った彼にあの手この手を使ってなんとか仲良くなれた。
 今日あたり告白される。この人は私だけのお兄さんになってくれる。
 多分抱いてくれるし、好きだ、愛してるといってくれる。
 それが無理なら、次のお兄さんを探すだけだ。

 だからバイバイ、私が最初に愛したお兄さん。
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