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第2章 回想

その頃、女子大生たちは、細い道を通り森へと入って行った……
木々が生い茂り、草木が生え、土の匂い……緑の葉っぱの新鮮な香り……風が木々を揺すり、ザワザワとした音……たまに、小鳥たちの鳴き声……

次第に薄暗くなってきたが、木々の間から射す光……
そんな自然の中に溶け込んでいた……

次第に、急勾配となってきたが、森の空気を吸いながらすすんだ……

すると、道らしい道がなく……あのオジサンたちが言っていた、岩場を水が流れる勾配のある沢があった…
百合～ここを登っていくの～

そうだね……流れの端っこを歩けばいいね～

二人は、滑らないように歩いた……

水音が、心地よい響きを奏でていた……
暫く行くと、２メートル程の小さな滝があった……
大小の岩が、ゴツゴツとしている辺りで少し休むことにした…
息もあがり、汗も多少吹き出していた…腰を下ろすには、丁度いい岩は、いくつも有った……