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訪問 保育士Natsu
第10章 Mayuさんの独立
「見世物小屋って、・・・」

「観客の前で抱かれるのを見せるのですよ。溺れて男に言い成りなってしまうと別の男を当てがわれて、

 正にやっている最中に幕が開いて目の前に観客がいる舞台になる。

 後は逃げられない。逃げても逃げても無理やり犯されるところを見世物になる。

 逃げなくなると飽きられて次に売られる。そして客を取らされる。もう家にも帰れないし行方知れずなる」

「わー、どーしよう。わたしはもうおしましね」

「って、ことにならないようにしましょう」

「絶対に連絡をしないこと。先方から掛かって来ないうちに頑張ります」

「でも、服借りたままですが・・・」

「それも処分して捨てます」

「電話番号は仕方ないから替える」

「今はどうされています、スマホ」

「云われた通り電源切っています」と小さな声で言った。

「住所は聞かれてないって言っていましたね。お店からは漏れないと思いますよ」

「で、真珠玉の件は口外無用ですよ。それ知れるとやばい事になりますから」と続けた。
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