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彼女に抱かれたい
第9章 失われるモノ、刻まれるモノ
よく見るとマイの手にはハサミの他に剃刀とシェービングクリームまである。
どこから用意したのだろうか。

「暴れちゃダメだよ。暴れたら切れちゃうからね。」
『わ、わかったけどさ、マイ。これ、どこから持ってきたの?』
「ふふ、素直になったね。聞き分けがいい所も好きよ。サトシ。
これはね〜普段から私が使ってるやつだよ。
ちゃんと綺麗に剃れるから心配しないで。
じゃあハサミで短くするよ…。」


ハサミが分身の上側、林の生え際付近に近づく。

ああ…これから俺の毛が失われる…。
その代わりに刻み込まれるのは「マイのモノ」という証…。

















チョキッ…ショキッ…


ハサミの音と一緒に切り落とされる陰毛。
羞恥心が噴き出て、額に汗がにじむ。

恥ずかしいというのに、彼女に自分の分身を見つめられていると思うと、じわじわと興奮も高まり、落ち着きを取り戻していたはずなのに、再び顔をもたげはじめた。

「あ…こんなことされてるのに、おちんちんおっきくなってきた。
やっぱサトシはヘンタイさんだね〜ふふっ。
でもさ…今おちんちんおっきくされると剃りにくいんだよなぁ〜」


彼女は俺の分身を握ると、ぐいっと押し下げるようにして陰毛を切っていく。
意思とは関係なくそそり立っているモノが押し下げられる抵抗感とともに、ようやく彼女が触れてくれたことに喜びを感じていた。


陰毛がなくなることで掻き立てられる羞恥心よりも、彼女が俺を許し、欲してくれる事の方が嬉しい。



…俺はマイのモノ。マイが望むなら、ツルツルの分身なんて喜んで受け入れよう。
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