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彼女に抱かれたい
第10章 刻ませるモノ
『えっ…?』

彼は困惑しながらも少し嬉しそうな眼差しで私を見た。
「私のも剃って?
全部なくしてトロトロになって繋がりたいの…。」

お仕置きに彼を剃毛しようと思った時に決めていた。
彼をパイパンにするなら私もそうなりたいと。
お互いの間を隔てるものはコンドームはおろか陰毛も邪魔だ。


性に関して深く繋がろうとしすぎれば、共依存の沼に片足を突っ込むのではないかという予感はしていた。
でも…初めての日から1ヶ月近いお預けは、彼はもちろん私にとっても地獄の日々だった。

今までオナニーなんてした事なかったのに、あの日以来、彼との情事を思い返す度に彼が欲しくて身体が疼き、自分を慰めた。

ならば会える日は彼が壊れる程に貪りたい。
そして私も壊れるくらいに激しく突いて貪って欲しい。
彼と会う日は肉欲の宴のように互いを貪り合いたい。

高校生という若き性欲を全身で、全力で受け止めて搾り取ってあげたい。

異常な程に湧き上がる性欲。
彼は私から離れられない。
でもそれは私も同じだった。

私の女王様像は偏見でしかないが、女王様のように身勝手に相手を蹂躙し、飽きたら捨てるというのは私には無理だ。

私は女王様ではなく、彼にとっての私は、性欲の思いの丈をぶちまけられるような…そう、エッチなお姉様のような存在でありたい。
でも、主導権は私。
あなたは私に搾り取られながら性欲の思いの丈を私にぶちまけるの。


『マイ、こっちに来て。』
彼に促され、私たちは浴室へと向かった。
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