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第4章 ④

二人がやり取りしているうちに、オーダーの順番が回ってきた。

「いらっしゃいませ。ご注文はお決まりですか？」

ハーフ顔の男性店員が接客してきた。

「俺はドリップのトールサイズ。ホットで。君は？」

まりんはカウンターの中の上部に描かれた季節の限定メニューを見た。

チョークアートで描かれたそのメニューを指差して

「あれでもいいですか？ブルーベリーの」

「オッケー。ブルーベリーフラペチーノを一つ」

すると、まりんはニコニコと微笑みながら

「ずっとスタバでフラペチーノを食たかったんです。でも、結構高いのでなかなか買えなくて」