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私の家庭教師はAV男優
第1章 ①
「ちょっと、井端さん」

秋葉は扉をドドンッとノックした。

すると、再び扉が開き

「何?」

訝しげにりのは言う。

「19時から僕が家庭教師をするんだ。中に入れてくれないかな?」

「嫌」

「それは困る。今日は君を教えることになっているんだから」

りのは左耳に下がっている水玉滴のピアスを触りながら

「私も困る。勉強嫌いだから」

「あのさ、勉強が嫌いでも一時間半だけ頑張ってくれないか?」

負けじと目に力を入れて訴えた。

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