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私の家庭教師はAV男優
第1章 ①
「さあ、19時だ。はじめるぞ」

秋葉は左手首に付けているApple Watchを見て言った。

りのはスマホに表示された時計を見る。

「さあ、スマホは置いて」

りのはスマホを床に置く。

そして、教科書を広げる秋葉の顔をジッと見た。

「家庭教師、目だけしか見えないけど、まさかイケメン?ねぇ、マスクを取ってよ」

「万が一があるから取らない」

「いいじゃん。りのはしてないんだし」

「しないとダメだろ」

「何?まさか家庭教師、感染してるとか?」

秋葉はカツカツとボールペンで机を叩き

「俺は秋葉健斗という名前だ。家庭教師と呼ぶな。俺から頼むのもおかしいが、先生と呼びなさい」

りのは花柄のシャープペンシルをペンケースから取り出して

「さぁ、家庭教師、はじめてよ」

はぁっと、秋葉はため息をついた。

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