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第84章 （８４）

建物に入ると、鉄階段をのぼりきり

「た、助けて。。。死にたくない。。。お願い。。。。」

結海美は男達に担がれたまま、眼下に見える粉砕機に目をやる。

粉砕機の中は放り込まれた木材や鉄屑を容赦なくバリバリと砕いていた。

「そうれっ！！！」

男達は声を合わせて結海美を粉砕機の中に放る。

「いやぁっ！！！！」

ゴンッと粉砕機に落ちると、他の屑と共に右半身からギチュギチュ吸い込まれていった。

「いぎゃっ。。ぎゃあっ！！！ぁあああっ！！」

男達はミンチにされていく結海美を見つめる。

「皮から先に吸い込まれてやんの」

「あれ、腸か？」

「血管だろ？」

「顔が最後かよ」

男達は笑いながら口々に言う。

残った鼻が、一瞬コロコロと転がり、やがて吸い込まれるように無くなった。