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私の家庭教師はAV男優
第1章 ①
秋葉はメイクルームで私服に着替えると、化粧台に置かれたバイクの鍵を手に持った。

メイクルームのドアが開き、撮影監督が入ってくる。

「お疲れ様」

監督が言うと

「お疲れ様です」

秋葉はバイクの鍵をポケットに入れ、バックパックを背負った。

「今月は何本目だ?」

秋葉は目だけを上に向けて考え

「五本目ですかね」

監督は腕組みをして

「今日は29日だから、今月はそこまでかな?」

「はい」

「やっていけてるか?」

「今の所は貯金を切り崩してなんとか」
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