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私の家庭教師はAV男優
第2章 ②
「さ、勉強再開だ」

りのの言葉をサラリと無視してボールペンを握った。

りのは渋々起き上がりながら

「ほんと、こいつ嫌いだわぁ」

「勉強さえしてくれれば嫌いで結構。あと、こいつでも家庭教師でもなくて先生と呼びなさい」

笑いながらシャープペンシルをりのに渡した。

「嫌いだから家庭教師のままでいい」  

「頑固だな」

「でもさ、私のことはフルネームじゃなくて、りのでいいよ」

りのは少し照れたような様子で英単語を書き始めた。

秋葉はノートを指差して

「ここのスペルはRじゃなくてAだ」

りのは唇を噛み

「ほんと嫌い」

秋葉は柔和な表情でノートにカリカリとシャープペンシルを走らせるりのを見つめていた。

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