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私の家庭教師はAV男優
第19章 (19)
「院内禁煙でしょ?」

りのは屋上の柵にもたれかかってタバコを吸う鈴音に言った。

「何回言われたかな?」

りのは笑い

「ここでよく会うからね」

りのは鈴音の隣に立ち

「最初に禁煙って注意した時の言い訳が面白かった。ここから見える下界を示して、こんなに大きな灰皿があるから別にいいじゃんって」

「言った言ったぁ」

二人は笑い合った。

「りのが来たから吸うのやめよ」

ピンクの携帯灰皿に吸い殻を入れる。

「何で私の名前を?」

「わかるよ。だって、病室を知ってるんだから」

鈴音は、りのの方へ目をやり

「一緒にいた男は彼氏?」

「あいつはなんでもないよ」

「彼氏じゃないの?じゃあ、友達?」

りのは柵に肘をついて考え

「友達でもないし。。。。」

「セフレ?」

りのは両手をバタバタさせて

「何言ってんの?んなわけないじゃん」

「一番反応が怪しかったわ」

鈴音が苦笑した。

「ほんとにあいつとは大した関係は無くて、元家庭教師だったの」


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