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私の家庭教師はAV男優
第117章 (過去5)
後部座席に3人横並びで座った。

「お願いしまーす!」

紫霞は言う。

「了解!」

青年は手を額にあてて、敬礼のポーズをして言った。

車が発進する。

助手席には男が座っていた。

青年は運転しながら

「俺は修司。君達は?」

「りの」

「まりんです」

「紫霞だよー」

修司は助手席で寝ている男の肩を揺らして

「健斗。起きろよ。凄いことになってっから」

アイマスクをした秋葉は気だるそうに

「あー、眠い」

「悪いな。起こして。でも凄いんだよ」
  
「何だよ、凄いことって?」

修司はクンクンと匂いを嗅ぐ様にして

「良い匂いがするだろ?」

「確かに甘い匂いがするな。何で?」

「それを外して後ろを見ろよ。匂いの原因が乗ってる」

秋葉はアクビをして、ベッドレストに後頭部をつけて

「見なくてもわかるよ」

「何だよ健斗。ノリが悪いなぁ」

「またナンパか?お前、遊びすぎだろ?」

「違う違う。ヒッチハイクで乗せてあげたんだよ」

「あっそ。じゃあ、変なことをせずにちゃんと送ってあげろよ」

秋葉は手を組んで、再び寝る体勢になった。
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