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第121章 （バーでまりんの母親が会った女の子の過去）

ボトンッと、スマホを地面に落とした。

少しずつ周りが明るくなり、やがて公園横の道路をダンプカーが通るようになった。

女の子はミニスカートを脱ぎ、それを畳んでベンチに置く。

そして、ふらふらと公園から出た。

ビュンッとダンプカーが猛スピードで通り過ぎる。

赤色のダンプカーが公園の横にさしかかったところで、女の子は道路に向かって身を投げた。

グシャンッグジュと音が鳴ってタイヤが跳ね、異変に気づいた運転手が急ブレーキをかけた。

運転手はダンプカーから降り、公園の入口まで走って戻る。