パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第21章 （２１）

秋葉はフロントに電話をして会計済まし、ホテルから出た。

そして、ひと気のない歩道を歩く。

「小腹が空いたな」

深夜営業をしているマクドナルドが目につき

「ちょっと食ってから帰るか」

静かな店内を見渡すと

「まりん？」

秋葉はテーブルに顔を伏せているまりんに近づき肩を揺さぶった。

まりんは、んんっ。。と声を出して顔を上げる。

「お前、こんな深夜まで何してんだ？」

「深夜？」

スマホの時刻表示を見た。

「ああ。寝落ちですね。。。」

秋葉は呆れた様子で

「あれからずっとここにいたのか？」

まりんは机に開いていた本を閉じて

「一旦家に帰ったんですが、お母さんが男の人と一緒だったので」

「それで、またここに？」

秋葉は机に置かれたスモールサイズのジュースに目をやった。