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第24章 （２４）

「お前、どこまでシラを！！」

怒鳴りつけると、ツボミは壁に設置されたボタンを押した。

すぐさま部屋のドアが開き

「どうしたの？ツボミちゃん？」

青田が顔を覗かせた。

「店長。このお客さん、何か怒ってて怖いんです」

青田が部屋に入ってきて

「秋葉さん。何か気分を害されたんですか？」

秋葉は冷静さを取り戻そうと髪をかき上げ

「個人的な問題だ」

青田は部屋の隅で怯えるツボミを見て

「いくら個人的な問題でもあそこまで彼女を怖がらせたら困りますよ」

秋葉はツボミを指差して

「こいつは未成年だぞ。知ってるのか？」

慌てて青田はツボミの両肩をつかみ

「本当か？未成年だったのか、アカネちゃん」

「アカネ？」