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妻の弟の妻〜夫の姉の夫〜
第2章 家族の集まり
明彦が視線を落とすと、太ももを触れていたのは華の手だった。
『ちょ…』
明彦は華の手を掴み、どけた。
こんな所を目撃されたら妙な誤解を招き、せっかくの祝いの席が台無しになってしまう。
「ん?どうしたのお義兄さん?」
華は再びからかうように明彦を見て笑い、健斗に語りかける。
「パパはどうちたんだろうねぇ〜、ふふっ。」
対面に座る妻と妻の弟は、何も気にする事なく会話と料理を楽しんでいるというのに、この中で自分だけが邪な感情を抱いているようで、明彦は自己嫌悪した。
再び太ももに手が触れ、今度はズボンのポケットに手が入ってきた。
『ちょ…華さん。』
「しっ、ふふ。見て見て、お義兄さん。健斗くん、寝ちゃった。可愛いね。」
見ると健斗は華の胸の膨らみに抱きつくようにしてスヤスヤと眠っていた。
ポケットから手が抜かれると、ポケットの中に紙切れが入れられていた。
明彦が華の方を見ると、彼女は悪戯な笑みを浮かべて唇に人差し指を当て
「しーっ。」
と囁きながら明彦にウインクした。
ウインクだなんて、一昔前の事。
それなのに明彦の心臓は華に聞こえてはいないか不安になるほど、高鳴っていた。
『ちょ…』
明彦は華の手を掴み、どけた。
こんな所を目撃されたら妙な誤解を招き、せっかくの祝いの席が台無しになってしまう。
「ん?どうしたのお義兄さん?」
華は再びからかうように明彦を見て笑い、健斗に語りかける。
「パパはどうちたんだろうねぇ〜、ふふっ。」
対面に座る妻と妻の弟は、何も気にする事なく会話と料理を楽しんでいるというのに、この中で自分だけが邪な感情を抱いているようで、明彦は自己嫌悪した。
再び太ももに手が触れ、今度はズボンのポケットに手が入ってきた。
『ちょ…華さん。』
「しっ、ふふ。見て見て、お義兄さん。健斗くん、寝ちゃった。可愛いね。」
見ると健斗は華の胸の膨らみに抱きつくようにしてスヤスヤと眠っていた。
ポケットから手が抜かれると、ポケットの中に紙切れが入れられていた。
明彦が華の方を見ると、彼女は悪戯な笑みを浮かべて唇に人差し指を当て
「しーっ。」
と囁きながら明彦にウインクした。
ウインクだなんて、一昔前の事。
それなのに明彦の心臓は華に聞こえてはいないか不安になるほど、高鳴っていた。