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妻の弟の妻〜夫の姉の夫〜
第3章 踏み込まれた一歩
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今夜は火照った身体を抑えられそうにない。
酔っているわけじゃない。
いい加減セックスしたい。
でも、誰でもいいわけじゃない。

旦那の良介とはセックスレス気味。
1ヶ月セックスしないことも珍しくない。

したとしても淡白で愛撫もあまりしてくれず、おまけに早漏でイッたら終わり。

子どもが欲しいから避妊はしていないけど、旦那はあまり誘ってくれないし、私から誘っても応じてくれない事だってある。

セックスを誘って断られる悲しさ…分かる?
すごく勇気を出して誘ったのに…。
私と愛を育んでくれないの?

私は旦那への愛情が冷めつつあった。
悲しい気持ちを紛らわせるために散歩に出たとき、偶然会った義理の兄、明彦さん。

私はお義兄さんのオスの部分を初めて意識した日を思い返した。

あの時のお義兄さんの目は寂しそうで悲しそうで、どこか瞳の奥に怒りと欲望が渦巻いている気がした。
この目…きっと私と同じだ。
お義兄さんはパートナーとのセックスに満足できていない。
それは私の直観に過ぎなかったが、確信に近かった。

煙草を大きく吸うお義兄さん。
自分の中で渦巻く気持ちを何とか整理しようと頑張っているのが見え見えだ。
この人は優しすぎるが故に相手に気を遣いすぎているんだろう。

強面なのに…ウチの旦那とは正反対だ。
ふと、私はお義兄さんと同じように煙草を吸ってみたくなった。

吸えるかどうかなんてどうでもよくて、ただお義兄さんと同じ時間に同じ気持ちを共有し、同じように消化したかった。

案の定、煙草は苦くてまずくて、到底吸いきれる代物ではなかった。
でも、私が口をつけた煙草をお義兄さんがそのまま吸ったとき、その唇に目を奪われた。

優しそうで、自然にしていてもわずかに口角が上がっている唇。
強面なのに目は優しそうで、口元は小動物のような可愛さを秘めている義兄の横顔。
そのギャップに、私の心はときめいた。

義兄の唇で私の唇を奪われたら、私はどうなってしまうだろう。
きっと腰が砕けて抵抗なんてたちまちできなくなる。いや、むしろ応じてしまうだろう。

それは期待と背徳に満ちた妄想に過ぎなかったが、少しイタズラをしてみると、義兄は顔を真っ赤にしてウブな反応を見せた。

なに…私を煽っているの?
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