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第4章 必然の偶然

私たち夫婦も帰宅したが、旦那はすっかり酔っていて、すぐに寝てしまった。

私はまだまだ飲みたい気分だったが、お義兄さんはあの公園に来る。
約束なんてしていないけど、それは確信していた。

いびきをかいて眠る旦那をよそに外へ。
火照った身体を夜風が冷ましてくれているようで気持ちいい。

…だけど、お義兄さん。あなたを見れば再び私の身体は火照るの。



私はコンビニで私とお義兄さんの分のお酒とおつまみを少し買い、お義兄さんがいるであろう公園へ。


















やっぱり。
煙草を深く吸って俯き、大きなため息と共に煙を吐き出しているお義兄さんがいた。













お義姉さん、ごめんね。
これからあなたの大事なヒトを奪います。