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妻の弟の妻〜夫の姉の夫〜
第1章 夫婦生活
「お義兄さん、私にも煙草ちょうだい。」
『え、煙草吸ってたの?』
「いや、お義兄さんが美味しそうに煙草吸うから、私も吸ってみようと思って。」
『ん。』
煙草を差し出すと、華さんは口に咥えて火をつけた。
ふと見る唇は控えめなのにぷっくりしていて、とても柔らかそうだった。
火を付けるだけでフィルターから何も吸い込んでいないので、煙草の葉がなかなか燃えずにいた。
『火種を先端にやったら口で軽く吸うんだよ。
普通に息を吸い込もうとすると絶対むせるから、一旦口の中に留めてから、少しだけ肺に吸い込んでみな?』
「う、うん。
ゲッホゲッホ!
ヴぇ〜にっが!まっず!よくこんなの吸えるね…」
『ハッハハハ!
ザ、初煙草って感じのリアクションだわ』
「これあたしには無理。お義兄さんに返す。あとはお義兄さん吸ってよ。」
『いやいや、捨てていいよ。』
「せっかくもらったのに一口だけで捨てるのもったいないじゃん。煙草って高いんでしょ?」
『1箱600円。』
「たっか!やっぱお義兄さんに返す。」
『ん、わかった。〜ふうぅ〜』
「ふふ、ひっかかった。私たち、間接キス…しちゃったね。」
『ぶっ!ゲッホゲッホ!』
「アハハハッ!そんな…中学生とかじゃあるまいし!動揺しすぎでしょ!」
『ゲッホゲッホ!!あ"〜びっくりした。
いきなり言われりゃ動揺するよ!身内なのに!』
「身内で間接キスしちゃいけないなら、誰とならいいの?考えすぎだよ。ついイタズラしたくなっちゃった。
お義兄さん、そんなコワモテでムキムキなのに、可愛い一面があるんだね。」
『…久々にそんな事言われりゃ動揺もするさ。…あ、』
「え?お義兄さん、ひょっとして義姉さんとうまくいってないの?」
しまった、口を滑らせた。
『いやいや、何でもないから。』
「否定になってないよ。」
『…ほっとけ。』
図星なだけに恥ずかしい。否定しようとすればするほどボロが出そうで、俺はそそくさと逃げるように家に帰った。
ただの煙草のフィルターでの間接キス。
しかし、その煙草を丁寧に味わうように吸っている自分がいる。
心臓はバクバクとうるさくて、心が躍っている自分に戸惑っていた。
『え、煙草吸ってたの?』
「いや、お義兄さんが美味しそうに煙草吸うから、私も吸ってみようと思って。」
『ん。』
煙草を差し出すと、華さんは口に咥えて火をつけた。
ふと見る唇は控えめなのにぷっくりしていて、とても柔らかそうだった。
火を付けるだけでフィルターから何も吸い込んでいないので、煙草の葉がなかなか燃えずにいた。
『火種を先端にやったら口で軽く吸うんだよ。
普通に息を吸い込もうとすると絶対むせるから、一旦口の中に留めてから、少しだけ肺に吸い込んでみな?』
「う、うん。
ゲッホゲッホ!
ヴぇ〜にっが!まっず!よくこんなの吸えるね…」
『ハッハハハ!
ザ、初煙草って感じのリアクションだわ』
「これあたしには無理。お義兄さんに返す。あとはお義兄さん吸ってよ。」
『いやいや、捨てていいよ。』
「せっかくもらったのに一口だけで捨てるのもったいないじゃん。煙草って高いんでしょ?」
『1箱600円。』
「たっか!やっぱお義兄さんに返す。」
『ん、わかった。〜ふうぅ〜』
「ふふ、ひっかかった。私たち、間接キス…しちゃったね。」
『ぶっ!ゲッホゲッホ!』
「アハハハッ!そんな…中学生とかじゃあるまいし!動揺しすぎでしょ!」
『ゲッホゲッホ!!あ"〜びっくりした。
いきなり言われりゃ動揺するよ!身内なのに!』
「身内で間接キスしちゃいけないなら、誰とならいいの?考えすぎだよ。ついイタズラしたくなっちゃった。
お義兄さん、そんなコワモテでムキムキなのに、可愛い一面があるんだね。」
『…久々にそんな事言われりゃ動揺もするさ。…あ、』
「え?お義兄さん、ひょっとして義姉さんとうまくいってないの?」
しまった、口を滑らせた。
『いやいや、何でもないから。』
「否定になってないよ。」
『…ほっとけ。』
図星なだけに恥ずかしい。否定しようとすればするほどボロが出そうで、俺はそそくさと逃げるように家に帰った。
ただの煙草のフィルターでの間接キス。
しかし、その煙草を丁寧に味わうように吸っている自分がいる。
心臓はバクバクとうるさくて、心が躍っている自分に戸惑っていた。