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治安部隊
第3章 包まれるココロ
『こわ…かった…ころされる…かと…おもった…。ううっ…。
おあか…さんっ…なんで…なんで!!!うわあぁー!!!!』

どんなに叫んでも拭えない。
心をえぐられ、引き裂かれるような痛みと苦しさ。

ハダカの金子さんの体温を感じながら、私は思い切り泣いた。
声が枯れても泣いた。

金子さんは優しい手つきで私のカラダを隅から隅まで綺麗に素手で洗ってくれた。
首、腕、手、おっぱい、お腹、背中、太もも、脚、だいじなトコロ。
シャンプーもコンディショナーもしてくれて、心地いい。
カラダをキレイにしてもらっている時はくすぐったい感じがしたけど、金子さんの体温が私のココロも包み、抱き上げてくれるようで、少し救われた。


洗い終わって金子さんに抱きしめてもらっている時、おなかのあたりに何か硬いモノが当たっているのを感じ、視線を落とした。
そこには、こちらを向いてピクピクしているおちんちんがあった。


私は急に寒気がして座り込んだ。
「っ!千里!大丈夫か!」
『…こわい…。』
「すまない。これは男の生理現象なんだ。女の裸を見れば男はこうなってしまうんだ。
ゆっくり湯船に浸かりな。俺は風呂上がるから。」

『いかないで!』
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