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治安部隊
第3章 包まれるココロ
「怖いんだろ?でもな、これが男の欲だ。
どんなに冷静にしようとしていても、俺も男だ。
オンナの裸を見て触れれば、絶対にこうなってしまう。
心に負った傷を思い出させたくないんだ。だから上がるよ。」

『どう…して?』

「千里の…千里のカラダがキレイだからだ。千里が可愛くて、魅力的なオンナだからだ。」

『だったら…だったら行かないでよ…。』

「でも、怖いだろ?」

『こわい…。
だから…だから…金子さんが忘れさせてよ…。
オトコは怖い生き物じゃないって…私に教えてよ…。
私、セックスのこと、知ってるよ?
今日、オトコが私にやろうとした事でしょ?』

「あれはセックスじゃない。レイプだ。
でも、さっき俺も千里の身体を洗って確認した。千里のカラダは汚れてなんかいない。だから…」

私は金子さんに抱きついた。
『金子さん…私に…セックスを教えてよ…。
セックスが怖いものだって…思いたくない…。
あれがセックスじゃないなら…優しいセックスを…私に教えて…。

私、なんでもする…なんでもするから…ひとりにしないで!!
私を愛してよ!!』

「…ダメだ。セックスだけはダメだ。
今、千里は冷静じゃない。落ち着くんだ。
俺の温もりが欲しいなら、落ち着くまで裸で抱きしめておいてやるから。
だから…だから自分を見失うんじゃない!なんでもするなんて言うな!
何もしなくていいんだ。何もしなくても、俺が千里のそばにいる。
千里の家族になってやるから。」

壊れそうな程に強く、それでいて優しくて温かく、金子さんは私を抱きしめる。


私は頭から憑き物が落ちたようにスーッと気持ちが楽になり、その場にへたり込んだ。
その日、私たちは同じベッドでハダカのまま抱き合い、私は金子さんの腕に包まれて、ゆっくりと深い眠りに落ちた。
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