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治安部隊
第4章 本当のハジメテ
女の人はオトコを階段で見送ると、小さくため息をついた。

…さっきまであんなに楽しそうな感じだったのに…。

「はぁ〜。あ、しゃちょー!おはようございます〜♪」
「俺に媚びは売らなくていい。」
「ちぇ、ゴハン連れてってもらおうと思ったのに。しゃちょーならタダでもいいですよ〜♪」
「元気そうで何より。この後もよろしく。」
「はーい。ねぇ、その子だれ?めっちゃ可愛いしおっぱい大きいし若いけど…新人?」
「身内だ。」

「え…そんな可愛いコ、大事ならこんなトコ連れてきちゃダメでしょーに。」
「そりゃあそうだ。俺の仕事をずっと知りたがっていて秘密にしてたけどな。
ちょうど頃合いだ。社会勉強だよ。」
「ふーん。刺激が強すぎるんじゃない?固まってるもん、その子。
あ、分かった!しゃちょーが夜に来ないのはそのコのためだったって事でしょ!」
「…さぁな。」




これが残酷な話…?

頃合いってどういうこと?

まさか、金子さんまで私を捨てる気なの?


「行こう。」
『あ、ハイ…。』










イヤダ…。






オイテカナイデ…








ステナイデ…









ワタシヲ…ヒトリニ…シナイデ…。


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