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治安部隊
第4章 本当のハジメテ




私たちは再び店を出て車に乗り込む。


「…どうだった?」
『よく分かんない…。でも、あれって…えっちなお店…だよね…。』

「…そうだ。あそこは欲望を持て余しているオトコを金で悦ばせる店。

俺は風俗店…ソープランドのオーナーだ。4つの店を持っている。」

『…。』
「ガッカリしただろ…軽蔑しただろ?所詮俺はそんな男なんだよ。
千里にはきれいごと言っといて…俺は店の女の子をアピールして、彼女たちに身体を張ってもらいながら金を稼いでたんだ。
人を…女の子たちを商品扱いするんだ。最悪な人間なんだよ。」

『金子さん、車停めて。』
「え?」『停めて。運転代わってよ。』

「千里、この車は運転しにくいぞ…」
『いいから。』






なにそれ。







ふざけないでよ。










そんな…そんな理由で私を捨てる気なの?








私はラブホテルの駐車場に車を停めた。



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