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第4章 本当のハジメテ

「千里…なんでここに…。」
『今日はここに泊まりたい。私の卒業祝いでしょ？私のわがまま…聞いて。』

「…。」

金子さんはしぶしぶ車を降り、私たちは中へと入った。
「…泊まるだけだぞ。」
『うん。』

金子さんは一番高い部屋を選び、私たちは中へと入った。
部屋に入ると、金子さんは無言ですぐにシャワーを浴びに行ってしまった。






…強引すぎたのかな…。
金子さん…怒ってる…のかな。




でも…一人は嫌なの。



本当の初めては…金子さんがいいの。



だって…本当に大好きなんだから…。





私は服を脱ぎ、金子さんがシャワーを浴びている浴室の扉を開けた。