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治安部隊
第2章 ワタシノ ハジメテ
『あの…』
「ああ俺の名前?俺はね、金子俊樹。」
いや、名前が聞きたかったわけじゃないんだけど…。
『じゃあ金子さん…どうして私を?』
「下の名前でもいいよ。別に…特に大きな理由はないよ。理由がいるなら、千里ちゃんが寂しそうだったから。」
私はあなたに優しくしてもらう義理はない。
でも、嫌な感じはしない。
『…ありがとう…ございます…。』
金子さんは私の髪をクシャッとするように頭を撫でた。
「ん。何が食いたい?」
『すごくお腹空いてるので…何でも食べたいです。』
「いいねぇ。よし、じゃあ焼肉食いに行こう!
これがもしデートだとしたら男としちゃいきなり焼肉に誘うのは最悪だな!ハハッ!」
そういうのよく分かんないけど…金子さんの笑顔に私も釣られて笑い、見たこともないような高級なお肉をご馳走してもらった。
何を話したのかはよく覚えていない。
焼肉をご馳走になった事よりも、寂しかった私の心を察して誘ってくれた事が嬉しかった。
お母さんよりも私のことを見てくれるから…。
「ああ俺の名前?俺はね、金子俊樹。」
いや、名前が聞きたかったわけじゃないんだけど…。
『じゃあ金子さん…どうして私を?』
「下の名前でもいいよ。別に…特に大きな理由はないよ。理由がいるなら、千里ちゃんが寂しそうだったから。」
私はあなたに優しくしてもらう義理はない。
でも、嫌な感じはしない。
『…ありがとう…ございます…。』
金子さんは私の髪をクシャッとするように頭を撫でた。
「ん。何が食いたい?」
『すごくお腹空いてるので…何でも食べたいです。』
「いいねぇ。よし、じゃあ焼肉食いに行こう!
これがもしデートだとしたら男としちゃいきなり焼肉に誘うのは最悪だな!ハハッ!」
そういうのよく分かんないけど…金子さんの笑顔に私も釣られて笑い、見たこともないような高級なお肉をご馳走してもらった。
何を話したのかはよく覚えていない。
焼肉をご馳走になった事よりも、寂しかった私の心を察して誘ってくれた事が嬉しかった。
お母さんよりも私のことを見てくれるから…。