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芦屋洋館秘話 ハウスメイドの献身ご奉仕
第1章 当主 陽一 ~ 青山家の秘密

「僕は、お家のためとはいえ、涼子さんから子を引き離すようなつらいことは、せいぜい一回限りと思ってね。幸いに慶一君もすくすくと育ってくれたし、もうそれでいいかとも思ったんだけど。やはりこの家業を守るためには、念のためにもう一人と思い直してね。それでも、愛育院にお願いしてから有香さんが来てくれるまで7、8年ほどかかったよ。あなたや有香さんほどに聡明で優しい女性は、そうそう居るものではないね。」
「もったいないお言葉です。ご主人様がハウスメイドにお子を産ませるのはお家のため、私どもがご奉仕するのもそのためと、よく承知致しているつもりです。今日は大事なお話をして下さり、有り難う存じます。これからも安心して、有香さんと一緒にご奉仕を続けられます。」
陽一は、涼子の胸に回した左手から落ち着いた息遣いを感じ取り、その言葉が本心からのものと確信して、肩の荷を下ろしたように深呼吸した。 「久しぶりに手をつないで寝ようか」 と再び優しく抱き寄せると、その左手が涼子の両手で温かく包み込まれる感触に安心し、やがて深い眠りについた。
「もったいないお言葉です。ご主人様がハウスメイドにお子を産ませるのはお家のため、私どもがご奉仕するのもそのためと、よく承知致しているつもりです。今日は大事なお話をして下さり、有り難う存じます。これからも安心して、有香さんと一緒にご奉仕を続けられます。」
陽一は、涼子の胸に回した左手から落ち着いた息遣いを感じ取り、その言葉が本心からのものと確信して、肩の荷を下ろしたように深呼吸した。 「久しぶりに手をつないで寝ようか」 と再び優しく抱き寄せると、その左手が涼子の両手で温かく包み込まれる感触に安心し、やがて深い眠りについた。

