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第1章 バイト先の社長

「嘘っ！」

「嘘じゃないよ。」

社長は、私をじーっと見ている。

「君、俺の事カッコいいと思ったのって、本当？」

ドキドキする。

そんな話、ここでするの？

「……はい。」

「俺も、君の事。可愛いと思った。」

「えっ……」

社長を見たら、真剣な目で見つめ合った。

「それがキスしようとした理由。」

何も言えない。

お互い、魅力を感じたから、キスしようとした。

どうしよう。

胸の鼓動が止まらない。


「さあ、行くか。」

「はい。」

ビルを出て、私達は繁華街に向かった。

「えっと……牛丼屋さんに行くのでは。」

「初めてのデートで、そんな色気のないところに行くか！」

初めてのデート⁉